調剤併設型ドラッグストア勤務、ひよっこ薬剤師のメモ帳!

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<物理> 第101回薬剤師国家試験 必須 問4

 

 

 

こんにちは、ひよっこ薬剤師です。

 

 

実習に来ている学生から、

過去問集の解説では周辺の知識がなく理解しにくいところがある、という相談を受けました。

 

そこで問題の解き方、一緒に覚えておくべき事柄をまとめてみようと思います!

 

 

今回取り上げる問題は各選択肢の確認だけではなく、周辺知識を一緒に抑えておく必要がある範囲です。

一度で覚えきることは難しいと思うので、1週間,1ヶ月単位で復習しましょう!

 

では、さっそく始めていきます🤓!

 

 

 

目次

~ 第101回薬剤師国家試験 問4 ~f:id:ytrt-tera:20190615234849j:image

今回はクロマトグラフィーで用いられているそれぞれのパラメータの用語を理解できているか問う問題です。

 

 

まず選択肢のパラメータが何を示すのか、確認しましょう。

 

 

分離係数

クロマトグラム上のピーク相互の保持時間の関係を示す値です。

 

 

分離係数と似た用語で、分離度というものがあります。

 

分離度は、クロマトグラム上のピーク相互の保持時間とそれぞれのピーク幅との関係を示す値です。

 

分離係数および分離度の区別もしっかりとしておき、問題で問われた際にちゃんと判別できるようしておきましょう!

 

補足

クロマトグラムでピークが完全分離しているとき、分離度は1.5以上になります。

これは過去に問われたこともあり、抑えておく必要がある数値になります。

 

ここまできたら完全分離の条件も一緒に確認しておきましょう!

 

完全分離は、

保持時間の差が大きい場合

保持時間の差が小さくても、ピークが鋭い場合

に分離度が大きくなり、完全分離しやすくなります。

 

 

分離が上手くいかず相互のピークが重なった場合は、

分離係数は1分離度は0であることも必要な認識の1つです。

 

 

シンメトリー係数

クロマトグラム上のピーク対称性の度合いを示す値です。

 

実験が必ずしも上手くいくわけではなく、試料に対して固定相,移動相の選択が不適切であったり、カラムが不均一に充填されてしまうことがあるかもしれません。

 

そういった時、ピークは正規分布をとらずテーリングやリーディングといったピークを描くことになります。

 

 

用語の説明として

テーリングは、立ち上がり側が急で、下り側がなだらかなピーク

リーディングは、立ち上がり側がなだらかで、下りは側が急なピーク。

のことを指します!

 

 

保持容量

測定資料をカラム中に流した際に、保持時間までに使用した移動相の容量のことです。

 

つまり、ピークを出すために、どのくらい試料を流したか、を指すものという認識でいいでしょう。

 

 

理論段数

カラム中における物質のバンドの広がりを示す値です。

 

理論段数はカラム効率も表します。

 

 

理論段高さ

カラム全長を理論段数で割った数値であり、理論段数と同様にカラム効率を示す値です。

~ 答え ~

上記のことから、この問題の正当は1.です。

 

 

~ まとめ ~

・各パラメータを理解することが第一優先!

・ピークの完全分離時、分離度は1.5以上!

・相互のピークが重なった時、分離係数は1、分離度は0!

・ピークには、正規分布,テーリング,リーディングの3つが存在!