調剤併設型ドラッグストア勤務、ひよっこ薬剤師のメモ帳!

薬剤師国家試験に向けた勉強方法や就職に役立つ情報を提供!

<生物> 第101回薬剤師国家試験 必須 問12

 

 

こんにちは、ひよっこ薬剤師です。

 

 

実習に来ている学生から、

過去問集の解説だけでは周辺の知識がなく理解しにくいところがある!!、という相談を受けたことがきっかけで、自分なりに解答への道のりや周辺知識をまとめてみようと進めている企画です。

 

 

今までの国家試験では、用語を完璧に暗記し、その記憶を使って正しい答えを選ぶだけで得点に結び付いておりました。

 

ですが、近年の国家試験は違います! 

 

徐々に出題される問題の形式が変わってきております。 

 

どのようなことが変わっているか...

 

1つ挙げるとしたら、構造式が多く出題されるようになったことです。 

 

構造式が出題されることで、どうして正答率が下がるのか...

 

問題を解くにあたり、まず構造式からそれがどんな化合物なのか判断しなければいけません。

 

正しく判断できてからがスタートなので、そこの判断を誤る、もしくはできない場合はその問題は正答を選ぶことが難しくなります。

 

そのため、今後薬剤師国家試験を受験される方は用語のみではなく、構造式も一緒に確認することを心がけましょう!

 

 

前置きが長くなってしまいましたが、今回の問題がどのようなものか見ていきましょう🤓!

 

 

目次

~ 第101回薬剤師国家試験 問12 ~

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今回の問題は、アミノ酸の脱炭酸反応についてです。

 

 

先程も述べたように今までであれば、

 

○○は脱炭酸反応により□□になる

 

と覚えておくだけで正答に導くことができました。

 

ですが、○○が構造式に置き換わりワンクッション増えたことで正答率が下がります。

 

 

問題を解くために最低限必要な知識である、アミノ酸の脱炭酸反応の復習していきましょう!

 

 

~ 脱炭酸反応 ~

そもそもですが脱炭酸反応と聞いて、反応前と反応後、どう変化するかわかりますでしょうか?

 

簡単です!

 

反応名から想像することが可能です!

 

“脱”炭酸なので、炭酸が取れる反応のことを指します!

 

炭酸とは...??

 

CO2のことです!

 

簡潔に表現しますが、反応前の物質からCO2を取ってしまうだけで終了です!

~ アミノ酸の脱炭酸反応 ~

基本情報として、アミノ酸はピリドキサールリン酸(PLP)を補酵素とする種々のデカルボキシラーゼで脱炭酸されることで、アミンを生成するということを知っておく必要があります。

 

次に、構造式からどのアミノ酸なのか判断できるようになることも大切ですが、基本的なアミノ酸の脱炭酸反応も暗記しておかなければ話になりません。

 

国家試験で問われる有名な脱炭酸反応をまとめます!

 

 

・ Lーヒスチジン → ヒスタミン

・ 5ーヒドロキシトリプトファン → セロトニン

・ Lーグルタミン酸 → γーアミノ酪酸(GABA)

・ Lードパ → ドパミン

 

 

生物の範囲では必要最低限、これだけは覚えておきましょう!

 

 

覚え終わったら、もしくは一緒に構造式でも判断できるようにしましょう!

 

 

<補足>

衛生では、腐敗反応としてアミノ酸の脱炭酸反応が問われることがあります。

 

どういったアミノ酸、腐敗アミンが問われてくるのかまとめておきます。

 

例) アミノ酸                  → 腐敗アミン

  ・ ヒスチジン             → ヒスタミン

  ・ アルギニン             → アグマチン

  ・ チロシン                 → チラミン

  ・ トリプトファン     → トリプタミン

  ・ フェニルアラニン → フェネチルアミン

  ・ リジン                     → カダベリン

 

 

~ アミノ酸の脱炭酸反応 実例 ~

ヒスチジン → ヒスタミン を例にし、反応を示します!

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ちなみにアミノ酸から炭酸が外れることで、アミンのみが残るため、語尾はーineとなります。

 

 

~ まとめ ~ 

・アミノ酸の脱炭酸反応は生物だけではなく、衛生の範囲でも問われる!

・脱炭酸反応は“アミノ酸”から“アミン”になる反応!

・脱炭酸反応の補酵素は、ピリドキサールリン酸!

・構造式で問われても正解へ導けるよう、構造式のチェックは必須!